ハロー!ゾロ美です♡
日テレ【笑ってコラえて!】で、謎解き王の松丸亮吾さんが石川県金沢市へ。
神社とは思えない神門は「和・漢・洋」の建築様式を持つ非常に特徴的なものだった。さらに、明治時代に建てられたこの門には、当時の最先端技術が装備されているという。約150年前の最新技術とは一体何!?
番組HP https://www.ntv.co.jp/warakora/articles/39695uu1o7rgk1vyvig.html
ステンドグラスで装飾された神社とは気になりすぎませんか?
ということで、今回【笑ってコラえて!】のロケ地となった石川県金沢市「尾山(おやま)神社」のこと、なぜ神社なのに洋風なステンドグラス装飾なのか、アクセス方法(行き方)などまとめてみました。
最後まで読んでいただけると嬉しいです。
尾山神社とは
画像/尾山神社HPhttp://www.oyama-jinja.or.jp/
尾山神社は、加賀藩の最初の殿様である前田利家公と、利家公の正室(奥様)であるお松の方を主祭神としておまつりしています。武将の御祭神ですから、「文武両道」「必勝」のご利益があると言われています。またご夫婦でおまつりしていますので、「夫婦円満」「子宝安産」を祈願される方もいらっしゃいます。
尾山神社HPhttp://www.oyama-jinja.or.jp/
尾山神社は1873年(明治6年)創建。
加賀藩の最初の殿様である前田利家公とその奥様をまつっている事、そして金沢市の総社的神社ということで、6月に開催される「百万石まつり祈願祭」が有名です。
特に、俳優さん扮する利家公と奥様のお松の方、武者行列などが市内を歩く「百万石行列」はテレビのニュースなどで見たことがあります。
神社なのになぜステンドグラス装飾なのか
よく調べてみると、ステンドグラスの装飾は神社拝殿・本殿ではなく、鳥居と拝殿の間にある「神門(しんもん)」と呼ばれる正門でした!
この「神門」は1975年(明治8年)に建てられ、三層になっています。
神門は洋風と和風の混淆したデザインで、全体は木造の架構で支持されています。1層目は戸室石積みの3つのアーチを架けますが、石積みの下地には煉瓦が積まれ、白漆喰の壁で包まれています。2、3層目は壁を銅板で覆い高欄を廻しています。3層目の大きな窓には色ガラスが入っています。
文化財保護課HPhttps://www4.city.kanazawa.lg.jp/soshikikarasagasu/bunkazaihogoka/gyomuannai/3/1/1/siteibunkazai/1/5877.html
この「色ガラス」がステンドグラスのことです。ステンドグラスの事を「ギヤマン」とも呼ばれていますが、これは江戸時代にガラス細工の事を「ギヤマン」と呼んでいた名残のようです。
日本と中国と西洋の文化が一度に見られるなんとも贅沢な造りですが、これには前田家の栄光を残す狙いがあったようです。
前田家の威光を象徴するような建築物をつくろう、という人々の意気込みの表れだと思います。伝統を守りつつも、新しいものを柔軟に取り入れていく金沢人の気風や美意識は、この頃からあったのですね。
尾山神社HP http://www.oyama-jinja.or.jp/
とはいえ和漢洋の3様式を取り入れた斬新なデザインですから、反対意見も出たとの記録が残っています。しかし現在、神門は国の重要文化財に指定され、金沢のシンボルのひとつとなっていますから、当時の人々の決断は大正解だったと言えるでしょう。
さらに驚くべきことは屋根頂部にある避雷針!現存する日本最古のものだそうです!!
三層建てに日本最古の避雷針…となると、この神門が当時の日本で一番高い建物だったのではないかと思われますね。
尾山神社アクセス方法
基本情報
- 住所:〒920-0918 石川県金沢市尾山町11-1
- TEL:076-231-7210
- HP:http://www.oyama-jinja.or.jp/
交通
- 電車:金沢駅よりタクシーで5分
- バス:北鉄バス南町・尾山神社下車徒歩3分
- 車:高速金沢東インターより20分、高速金沢西インターより30分
祈祷時間
- 授与所・御朱印受付…9:00~17:00
- お祓い:9:30〜15:30
ステンドグラス装飾の「尾山神社」まとめ
- 尾山神社は初代加賀藩藩主・前田利家と奥さんのお松の方をまつっている神社
- ステンドグラス装飾は正門である「神門」で、和・漢・洋3つの洋式を取り入れた珍しい造りで、国の重要文化財に指定されている。さらに神門には日本最古の避雷針がある。
- 前田家の威光を象徴するような建築物を作りたい思いと、伝統を守りつつ新しい文化を受け入れる柔軟で美意識の高い金沢人の気風がかたちになった。
ということが分かりました。
神門の他にも「楽器の庭」と呼ばれる池泉回遊式の素晴らしいお庭があるそうなので、ここはゆっくり見学したいところですね!
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